why CRAWLER ラジコン草刈機の選び方 ハンマーナイフとロータリーナイフの違い

草刈機の草が刈る仕組み

フレイルモアとロータリーモア

明確な違い

 草刈機には大きく分けて2つの種類があります。
 
 1つは、ロータリーと呼ばれる鉄の細長く厚みのあるバーが横回転(水平回転)し、丈夫で薄くない刃が草を刈るタイプ。一般的に草丈1m-1.5m程度までの草が対象です。
 
 もう1つは、フレイルモア(世界的には)もしくはハンマーナイフ(日本国内では)と呼ばれるドラムが縦回転をしてドラムの先に多数ぷらぷらと取り付けられたY字型の刃が遠心力でピンと張り、ダルマ落とし式に取り込んだ草を何度も粉砕し刈るタイプです。
 
 ダルマ落とし式にという仕組みなので2mを超える草も刈ることができます。  上記イラストの左がロータリー。右がフレイルモアです。ロータリーは履帯やタイヤの間に配置されますので斜面でも重量バランスが良いです。対してフレイルモアは履帯やタイヤの前方に配置され多くの場合、機械全幅すべてを刈りながら進みます。
 
  この際に、ロータリーは次に刈る列の草を片側の履帯で必ず踏みますので、刈り跡(仕上がり)に特徴的な筋ができます。対して、フレイルモアは真っすぐ刈っていれば必ず刈り終わった場所を走行するので刈り跡が均一で綺麗です。
 
  さて、ラジコン草刈機各製品が謳い文句にするのは、
   ロータリーの場合・・・
     ・前進後進どちらでも刈ることができます
     ・構造がシンプルなのでお手頃です
   フレイルモアの場合・・・
     ・背の高い草も刈れます。刈りっぱなしでも綺麗です
     ・アタッチメントが付け替えられます
 となるのが一般的です。
CRAWLERはアタッチメントが付け替えられるフレイルモアです

刈りっぱなしの人 集めて持ち帰る人

農家と造園土木

集草という重労働

 草刈作業には大きく分けて2種類のパターンがあります。
 1つは、刈りっぱなし。もう一つは、集めて積み込んで持ち帰るまで行う。
 
  ラジコン草刈機・リモコン草刈機・遠隔操作草刈機と呼ばれる便利な草刈機は非常に商品が増え、便利になりました。
 
  でも、「集めるのは熊手でしょ?」という大きな問題が残っていました。私たちは造園業者ですので、実際に現場で草を刈って集めてパッカー車に積み込んで処分場へ走るという作業を日常的に行っています。
 
  【実は、刈っている時間と片付けている時間はほぼ同じなのです。】
 
  CRAWLER(クローラ)には、集草を楽にする2つのアタッチメントがありますので更に効率アップが図れます。 そして、農作業の草刈の際は、まず刈りっぱなしですし、草刈作業が1円にもならないので、選択肢は安くて軽トラに積める製品になります。
CRAWLERは集草もする方にメリットが大きいです

安全装置の便利・不都合

意外な不都合

慣れると手離せないクラッチ式の便利さ

 ラジコン草刈機は、非常に便利です。しかし、1つ注意点があります。それは、【自分が立っていると靴が滑って怖い場所での作業でもラジコンで離れて操作しているとマシンの角度や状態が把握しにくく無茶しやすいこと】です。
 
  各製品様々な安全装置が備わっていますのが、実は一番困りものなのが、【異常を感知したらエンジンを自動で止める】設計です。経験者は多いと思いますが、送信機のバッテリー切れや電波の何らかの理由による不安定でエンジンが強制停止されることがあります。
 
  お気づきの方もいらっしゃるでしょうが、ラジコン操作でマシンとオペレーターが離れているので一旦マシンに触らないといけないこの手間の煩わしさと言ったら・・・  CRAWLER(クローラ)は、クラッチを繋ぐ/切るという仕組みがありますので異常を感知した場合には、まず自動的にクラッチを切り走行も刃の回転もでき無くします。オペレーターが送信機でリセット操作をすると再度稼働する。そしてその間、エンジンは掛かったままで自動的にアイドル状態になります。
 
  そもそも、異常を感知してマシン自身が強制停止した状況で正しくエンジンが始動するのか?という怖さがあります。クラッチ式というクラシックな操作方法のせいで最初は覚えることが増えますが、ベテランの方は手押し式の草刈機では当たり前にやっている操作なのですぐに飲み込んでいます。
CRAWLERはクラッチ式です

刈る面積は膨大なのに搬入経路が狭い

草刈あるある

作業効率と機体サイズのギリギリのバランス

 ラジコン草刈機は、100万円を切るものから1000万円を超えるものまで様々ですが、重量や大きさも様々です。広い面積の草刈をする場合、当然大きなマシンで刈りたいですが、入り口の幅が足りない。吊って入れるには重すぎるなどの障害がかなりの確率であります。
 
  CRAWLERは全幅約1.6m(フレイルモア装着時)高さ約1mなので、フェンスを1スパン外して入れることが可能です。また、重量は約800kg(フレイルモア装着時)なので、2tユニック、4tユニックで吊り入れることも可能です。
 
  また、マシンが小さいと作業能力が見劣りし(刈幅が数十センチなど)入れるのは楽だけれど、仕事は遅いという事になります。
CRAWLERはサイズと作業能力のバランスが評価されています

ラジコン草刈機複数台所有 は意外に多い

one size not fits all

買ってはみたけど、能力不足だった・・・

 ラジコン草刈機は、手押しの製品と比べ高額です。そもそもラジコンのシステムだけでも純粋にプラスになります。
 
  しかし、意外なことにラジコン草刈機を複数台所有している企業様が結構な数いらっしゃいます。CRAWLERをご検討いただく方、購入していただく方は他の製品を使っているけれど、2台目はCRAWLERを購入というケースが多いです。
 
  これが何を意味するかと言えば、純粋にCRAWLERがベストなマシンだと判断されただけではなく、one size fits all はない。という事です。小さくて使い勝手が良いけれど、【刈り残しが多くて次は刈り残しが少ないタイプを選ぶ】という【補完するニーズ】が多いのです。その対象としてCRAWLERが選択肢に入ってきます。
2台目にCRAWLERを選ばれる方が多い事実

造園屋が輸入するラジコン草刈機

製品の目利き

現場の人間だからこその視点

 実は、私たちは2017年からヨーロッパのラジコン草刈機を販売してきました。様々な理由でそれまで扱ってきたメーカーの取り扱いをやめましたが、それもあり、ラジコン草刈機の業界を良く知っています。
 
 先駆者は他にもいますが、正直、私たちが展示会に積極的に出展しラジコン草刈機のニーズを喚起し、国内メーカーに対してニーズがあるから早く作るようにと煽ってきたと自負しています。
 
 私たちは、造園業者です。どこで思いきってしまったのかドイツの企業から輸入するという大それたことを始めてしまいました。しかし、私たちは現場の人間だからこその視点で商品を選択し、実際の現場で使用してその実体験でPRができます。
 
 メーカーカタログ値と実際の現場での限界が異なる場合には、正直に日本版自社カタログでは記載を修正しています。
現役造園業者が選んだ商品を是非