エクステリア・造園・滑り止め 豊田市 グリーン マックリ web green-m  設計者語る


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 <個人住宅造園・エクステリア・外構専門>
 愛知県豊田市のエクステリア工事(外構工事)と造園・庭木手入れの
                個人住宅専門チーム。「豊田の庭屋」


みよし市(西加茂郡三好町)・旧豊田市地区は特に得意とするエリアです。
エクステリア洗浄・タイルの滑り止め工事も。

だからちょうどいい
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2012-01-11

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最優先すべきもの

最優先すべきもの

 庭や外構工事の設計をするにあたって優先すべきものは、お客様が後悔しないことだと考えます。
それはすなわち使い勝手だと考えます。

 また、庭をつくるという作業は車を買うのとは違い、一生で一度経験するかしないか、もしくは何度もつくる機会に恵まれる方も車を買い換える回数とは比になりません。

 一生に一度、数千万という大金を払って購入したマイホームの庭をつくる。土地や建物の値段からすれば、外構工事や植栽工事は一つ桁が違います。それでも新しく外構工事をしようと思えば、車が買えてしまう大きな買い物です。

 しかし、これだけ大きな買い物であるにも関わらず、玄関の扉を開けてから車のドアを開けるまでの導線があまりに不自然だったり、一軒家でゆったり湯船に浸かれると思いきや、隣屋の視線が気になり落ち着かなかったり、緑いっぱいの素敵な庭ができたと思ったら、木が年々葉を減らしていったり・・・こんながっかりしてしまうことがあまりに多いようです。

 しかし、一生で一度しか経験しないとしたならば・・・「次は失敗しないようにこうしよう!」という訳にいかないのです。その上、一から全部つくり直しなんて訳にもいきません。そうなると理想とすれば、土地を選んで購入したり、建売を購入する以前に宅地や住宅や外構・植栽などの知識を持ちたいものです。

 ところがまた困った事に、近頃は住宅ローンを考えると30代で一戸建て住宅という巨大な買い物をしなければならないような状況にあり(もしくはそう思っている)、少ない資金と人生経験で人生最大級の決断を迫られてしまいます。

 非常に困りました。リビングやキッチン、家電には興味がありますが、土木的なことや樹木のことはまったくわかりません。

 このサイトを訪れていただいた方には、失敗しない秘訣。しかも難しくない方法を知って頂きたいものです。

1.実物やサンプル施工を見てください。
  TOEXというメーカーは展示場があり、フェンスやウッドデッキ、カーポートの実物を見ることができます。

2.実際に体験してみてください。
  ウッドデッキの上でくつろいでみたり、インターホンを押してみたり、手すりの感触を試してみたり・・・

3.知人や親戚の家をいろいろ訪ねて色々なエクステリアや庭を見てください。
  良い見本も悪い見本も色々あります。年数が経った樹木の様子もよくわかります。

4.実際に仕上がりをイメージして使い勝手を確かめてください。
  イメージトレーニングです。導線や高低差。部屋からの眺め、車庫の広さ、洗濯物を干す位置、日当たり、その空間で何をするのかなどなど

5.家は建ったけど外はこれからという方は地面に棒で線をかきながら考えてください
  ポストやインターホンの位置。門の位置。木を植える場所。ご自分で考えた後に、業者の図面をみるとさすがプロと関心することになると思います。

設計者とデザイナーの違い

設計者とデザイナーの違い

 設計者としての立場から見ると、デザイナーと設計者はまったく別のものです。ガーデンデザイナーといった肩書きに変更した方の中にはきちんと設計をできる方もいますが、デザイナーと名ばかりの方も驚くほど大勢いるのです。

 庭や車庫や門まわりや店のファサードを設計するにあたりまず、現地調査・要望聞き取りから始まり、デザイン(アイデア)といった作業に入ります。これだけならば簡単ですセンスがあれば。
 ここにシンボルツリーを植えて、ここにレンガ積みの花壇をつくって、石畳の通路をつくって・・・照明があって・・・
 要は、イメージ図です。
 それっていくらあればできるの?どれくらいの工期がかかるの?それはどれくらい耐久年数があるの?
 デザイナーにそんな実務的なことを訊いたところでわかるわけがありません。だって、イメージ図を描くことが仕事なのですから。

 設計者は、コスト、工法、工期まで踏まえた上で、プランを組み、図面に落とし込んでいく作業までをしなければなりません。要は、監督や職人が見ればそのとおりにできるまでの図面を構築する能力が求められます。はっきり言います。現場経験がないプランニングや設計専門として入社した人には、仕事を任せるべきではありません。スーパーゼネコンの図面などですら土木関係やエクステリア関係は本当に酷い設計が散在します。建物は得意だけど、土木関係の収まりや工法、作業手順をまったく理解していない人が担当するとそうなってしまいます。

 設計力のない会社はたくさんあります。というよりも元請でそういった仕事をしていないところは設計できません。また、頭を使って知恵を絞ることを嫌がる業者がほとんどなのも事実です。

 また、よく見かける施工例があります。それは、急すぎるスロープです。階段一段一段の蹴上げ高さと階段勾配もわからずに図面を引いているとしか思えない使えないスロープです。自転車を手で押して行くから大丈夫と施主が言ったのでしょうが、降りる時が怖いですよと業者が一言言うべきです。無理なら無理で階段の下に自転車置き場をつくらなければなりません。
 また、ハウスメーカーのエクステリアの図面では、車庫の寸法がほとんどのケースで不足しています。車のドアがまともに開きません。

 設計ができていない図面は施工する職人が解釈できず、不具合が施工中や施工後に発生し手直し・やり直し作業になりがちです。また、図面を見る限りでは「素敵ね」と思っていたけれどいざ現物が出来上がり使ってみると「なんか不便」と言った施主側からの不満も発生しがちです。特に経年変化については業者にきちんと説明を求めるべきです。

 即席デザイナーは経年変化を知らずにすすめてきますので

基本的な寸法

基本的な寸法

 エクステリアには基本的な寸法があります。また、建築では尺・寸・間といった単位が用いられますのでそれに準じた寸法が多く見られます。また、建築基準法などで通路幅や階段蹴上げ・スロープ勾配など規定されているものもあります。法規といった難しいことはとりあえず置いておいてざっくりとした寸法が頭に入っていると提出された図面がきちんと考えられたものかどうか判断の基準になると思います。

 床面の基本的な寸法は30cm刻みです。
 通路は幅90cmが基本です。幅120cmの通路は住宅では広い立派な通路です。どうしても幅が取れない場合、最小寸法は60cm。これ以下では通路として問題があります。新興住宅地では家の壁と隣地境界まで90cmというのが一般的です。

 階段の基本的な寸法は蹴上げ(けあげ)15cm、踏み面(ふみづら)30cm。この状態で階段の勾配は15cm上がり30cm進むので50%。自力でタイヤを回す車椅子スロープにする際には、8cm上がり100cm進む8%。

 車庫の寸法はできれば6m×3m 現実的には、5.3m×2.7m。カーポートは5mや5.3m・5.8m×2.7m。車庫の勾配(こうばい)(道路から車庫奥までの傾き)は、1%(1cm上がり100cm進む)~3%。8%程度が限度です。

 門扉は両開きで2枚あわせて1.4mが標準。親子門扉で1.2mくらい。(要は一枚開いて70cmは通路ととして必要です)

 テラス(屋根)・ウッドデッキ・サンルーム類は間口は間(けん)と出幅は尺(しゃく)が基準なので、幅は90cm刻み、出幅は30cm刻みが規格です。

フェンスは高さ80cmが一般的で60cm・100cm・120cm・180cmあたりが規格です。幅は材質や構造により様々ですが、1スパン2mが最大です。

 インターホンの高さ。床から130cm前後が標準です。(インターホンが低すぎる物件が非常に多いです。)

 ポストの高さ。これは入れる高さと出す高さを考慮しなければなりません。例えば階段の途中にポストを設置する場合で、前入れ後ろ出しの製品は要注意です。入れる高さは良いけれど出すのが低すぎる・またその逆が有り得ます。

 壁の厚み。ブロックは10cm・12cm・15cm・19cmが標準です。一般的には、1m程度以下の土留めや仕切り壁には12cm。1m程度を越える土留めには15cmを用います。コンクリートの擁壁は12cm・15cm。背の高い土留めにはそれ以上の厚みにします。

 ウッドデッキの床板幅。13.5cm程度が一般的です。9cm程度ではデッキというよりも濡れ縁のように見えます。

 さて、これだけのデータと敷地と建物の図面があればゾーニングはご自分でできます。
 どうしたら見栄え良くなるかは難しいですが、この敷地でそのプランは現実的かは見当がつきます。
 今、建物の打ち合わせ中の方は、駐車スペースに無理はないかなど今一度確認してください。

 車庫や門まわりは建物にあわせて考えるのではなく、車庫や門まわりに合わせて建物を配置する。でしょ?
 立派な建物なのにアプローチも無いようでは台無しです。
 昔は庭師がこの木は無くしちゃいかん!!と言えば建築がその一言に従ったのですから・・・

防犯

防犯

防犯やセキュリティーについてエクステリア業界では関心が高まっています。防犯について考えてみます。

 エクステリア業界で防犯・セキュリティーと言えば、主に一戸建ての住居に侵入犯の侵入を防ぐ、庭の中への侵入を防ぐといった状況が思い浮かぶでしょう。具体的に言えば、金目の物を狙った泥棒・下着など洗濯物の泥棒・ストーカー・事件性のある侵入などなど・・・車上荒らしや車両盗難も当てはまりますね。

 侵入そのものを完全に防ぐことは非常に難しく、侵入を防ごうと塀を高くすると一旦侵入されると発見しづらい状況がうまれます。

防犯に効果があると認知されている商品には以下のようなものがあります。
1.威嚇する・外部から発見しやすくする
2.警戒中だと知らせる
3.撮影する
4.物理的に車両盗難を防ぐ
5.乗り越えを察知威嚇
6.不在を気づかれない
7.ガラス・サッシの異常を検知
8.新型の鍵
9.自動通報
10.外部から人影が見えるフェンス

 ずいぶんと商品のバリエーションが増えてきたことが分かると思います。ただ、これで万全かと言えば残念ながらそうではありません。防犯について、松下電工のエクステリアガード認定士の資格を保有していますが、講習で気になった事項をがいくつかあります。

1.侵入を諦めた理由
  近所の人にじろじろ見られた 60%超
  ドアや窓に補助錠がついていた 30%超
  犬を飼っていた 30%超
  機械警備システムがついていた 30%超
  ・・・・中略・・
  あきらめたことはない 10%弱

 犬の散歩・幼稚園の送り迎えなどひとけがあることや地域のごみの集積場所が綺麗なことは大きく防犯に繋がるそうです。

2.侵入者が留守を確認する方法NO.1はインターホン
 新聞や電気よりも何日か掛けて計画的にインターホンで確認するそうで、電話の不在着歴のように不在時にインターホンを押されると履歴と画像が残るカラーカメラインターホンならば事前に侵入計画を察知することも可能かも知れません。また、画像が例え服だけしか映っていなくても犯人逮捕の材料になり得ます。このタイプの商品を是非おすすめします。

 防犯(事前に防ぐ)ことと通報・撮影(起きてしまったあとの対処)2種類の視点があることをまず頭に入れて、どんな装置が必要なのか?何を守るのか?の目的を決めてから相談されるとより実用的な防犯になると思います。何より、泥棒や車上荒らしは近隣で立て続けに起こります。犯人を特定したり、自宅も含めた近隣での侵入を諦めさせるそういった視点で考えるのも良いかもしれません。

 コストはかかりますが、安全は無料ではないのですから。

相見積

相見積

相見積もり略して”あいみつ”。合い見積もりと表記する場合もあります。三省堂提供「デイリー 新語辞典」では、一つの工事について複数の業者から見積もりを出させて比較すること。また,その見積もり。と定義されています。

相見積もりの目的は、
1.より安く施工してくれる業者を選ぶ。
2.より自分の好みに合うプランを提案する業者を選ぶ。
3.他社の見積もりを使って値引きを要求する。
4.業者は決めているが、適正価格か念のため確認する。
という4点になると思います。

 相見積もりはどの業者も嫌います。なぜなら、他の業者に持っていかれるかもしれないのに見積もりやら図面やらをまとめないといけないからです。正直なところエクステリア工事の図面・見積もり提出までに最低でも5万円の経費はかかっているのです。なぜなら、施主と打ち合わせを行い、現地調査を行い、設計・見積もりの作業を行い、再度施主と会い、図面と見積もりを提出という流れになり最低2日はかかるからです。

それだけの労力とお金を使い、3社見積もりならば、66%。5社相見積もりならば80%受注できないわけです。「施工を見送る。」となった場合、5社すべてが持ち出しになります。(ただ働きということです)

ここまでの文章では相見積もりは、非常に悪だ。という印象になってしまいますが、相見積もりは、施主(発注者)の権利です。権利は使わなければ損です。

 しかし、非常に重要なことが一点あります。それは、車のディーラーや家電量販店で、一番安く売ってくれる店で買う。ということと、エクステリア工事や庭の工事で一番安く施工してくれる店で頼むということはまったく意味が違うということです。それは、建築にも同じことが言えます。

何が違うのか?それは、どこで買っても同じ商品と、どこに頼んでもまったく同じにはなり得ない工事の違いです。

 わかりますか?すでに同じ工場で生産されている(家電製品)・同じ工場で生産されて近日中に出来上がる(車など)をどこで買っても同じです。おまけや値引きがかわるだけですから安い店で買えばいいのです。

 しかし、工事というのは、これから一から作るのです。完成品を選ぶわけにはいきません。

安く売って契約を取り付けて手抜き工事をするかもしれません。
工事中にご近所から苦情が出るかもしれません。
営業は契約を取り付けたら二度と姿を現さず現場監督も現場に一度も来ないかもしれません。
下請けの職人ばかりで現場を施工していて変更や要望にまともに応えてくれないかもしれません。

 安く買うことは重要です。しかし、その意味は、「適正価格で買う。長い目で見て正解だった。」ということに限られます。プランや見積もりを見比べるのも大事ですし、一番興味があることだと思いますが、

 打ち合わせ~契約~工事~支払いまでの一連の流れや近隣・施主への気遣いなども含めてお金を払う契約をするということという意識もまた重要です。

相見積もりを上手にするポイント

1.インターネットやチラシ・紹介で業者をいくつかリストアップする。
2.ご自分の要望に沿うものを提案してくれそうな業者を2つ3つに絞る(ハウスメーカーでプランが提出されている場合などは、あと1社だけでもよいと思います)
3.同じ条件でプラン作成を依頼する。(他社の図面を見積もりさせることはマナー違反なので絶対にしないでください)
4.予算の提示方法。150万円で抑えたい。けれどプランがどうしても気に入れば200万円までならなんとか出せる。という希望といっぱいいっぱいの上限の二つを提示することをお勧めします。
 漠然と150万円。と言われると何が何でもその枠に収めないといけないのか多少はどうにかなるのかの財布の具合がわからず、プランの落としどころに困ります。

庭木の手入れのしやすい庭

庭木の手入れのしやすい庭

木を植えると手入れが大変だから植木はいらない。芝生は色々と手入れが必要だからいらない。

そんな話をよく聞きます。というよりそんな話ばかりです。メンテナンスフリーなんて嘘はつきませんができるだけ楽に管理できるポイントを挙げてみます。

1.お隣との境界には生垣は植えないこと
 剪定(せんてい)の際、非常に手を焼くのがお隣との境に背の高い生垣がある場合です。しかも、お隣の敷地が低くなっていると非常に作業がしづらい・・・植えてすぐは、隙間だらけで背も低く刈り込むほどもないのですが、年数が経つと大変です。また、フェンスや板塀は成長しませんが、植木は生長して横幅も広がりますので何かと悩みの種になります。

2.高木の下に折れやすい草花を植えない
 剪定の際には高木の枝が下に落ちます。折れたり倒れたりする草花を植えておくとせっかく剪定をしても見苦しくなってしまいます。

3.低木は一面茂らせる
 サツキなどの低木は一つ一つを丸く刈るよりは、寄せ植えにして全部を一体として刈るほうが手入れは断然楽です。また、茂っていて地面が見えない状態になると雑草が生えにくく非常に綺麗に見えます。低木で一番、伸び方が綺麗で手入れが楽で刈り込んだときに美しく花も咲くのはやはりサツキです。和風にもシンプルモダンにも合わせられます。アベリアなどはピヨンピヨン枝が伸び、ヒメクチナシなどは毛虫の食害を受け、ヒラドツツジなどは個人住宅などでは葉が大きくあまり綺麗に見えません。法面などで遠めに見て綺麗であれば良いスペースにはヒペリカム・ヒラドツツジなどが向いています。

4.大きくする木と大きくしない木を決める
 全部が全部大きくしてはいけないのでは、毎年毎年ぶつ切りして無理をしなければなりません。目隠しの必要がある場所には、最初からある程度の植木を植えなければならないでしょうが、そうでない場所は元々大きくならない木を大きく育てることも考えてみてください。伸び伸びと生長する姿のほうが良いかも知れません。

5.芝生は刈りやすい形に張る
 芝生の中に飛び石があったりレンガを敷いてテーブルを置くスペースをつくったりすると芝刈り機で刈り残してしまう箇所が増え、広いところは刈ってあるけれど飛び石のまわりは長いまま残っているというだらしない状態になりがちです。
 また、あまりに狭いところに芝を張るとはさみや小さなバリカンでしか芝が刈れずに面倒です。レンガを敷いた場合には目地を練ったモルタルでしっかり固めないと芝が入り込みますし、雑草も目地から生えます。ホームセンターで売っている電気の芝刈り機で刈れる形と面積を考えて芝を張れば芝刈りはさほど大変な作業ではありません。

6.芝生・砂利の中の雑草対策
 芝の中の雑草を抜くのは非常に根気の要る作業です。芝を張った次の年からは雑草の発芽抑制剤を使って生える雑草を減らして生えてきた雑草を手で抜くという形で省力化を図らないといつか根負けしてしまいます。初めて発芽抑制剤などを使う場合は、真夏で雨の少ない時期は避けてください。芝まで枯れてしまうことがあります。

7.背の高い木は必要です
 背の高い木はいらない。よく言われますが、植木が植わっていない住宅など器に盛る前の料理と同じです。まだ、フライパンやなべの中で出来上がっただけの状態で、そのままテーブルに置くわけにはいきません。用途にあった、料理の品にあった器に盛るからおいしそうに見えるのです。建築の設計士も住宅メーカーの営業も監督もそれなりの植木が植えられると建物が引き立つことを皆知っています。しかし、無理に勧めて契約できなくなると困るので知らないふりをしている場合もあります。(笑)

特に、屋根の勾配がきつく高さがある建物には、背の高い木が1本でも良いので植えてください。1階2階の壁材が同じ場合にも、吹き抜けで2階部分がガラスになっている建物でも4,5mの高木を植えてみてください。絶対に建物が立派に見え、仲の良い家族に見えます。(笑) ほんとです。

これから新築を検討されている方へ

これから新築を検討されている方へ

これから家を建てようとしている方へ是非、考えて欲しいことをいくつか書いてみたいと思います。

1.建物のプロと庭・外構のプロは違うんです
 まず、大前提としてこのことは絶対に忘れないでください。建物の工事の方が複雑だから外構なんて簡単にやっちゃうでしょ?なんて安易な発想は良くないです。

 そもそも、庭や外構の業者は建築のことはよく分かりません。同じように建築の業者も庭や外構のことはよく分かりません。ハウスメーカーが外構の図面を持ってきても下請けの外構業者に描かせているかもしれません。ハウスメーカーが描いていても仕入れルートが限られていていつも同じ材料しか採用していないかもしれません。ましてや、植木の種類や特性などほとんど知らないでしょう。(樹種名が記載されていない・もしくはイメージ図です)というパターンが非常に多いです。

 一番伝えたいことは、あなたとハウスメーカーの営業の1対1で話が進んでいくのではないということです。営業は図面は引けないでしょうし、あなたが伝えた要望をうまく設計や下請け業者に伝えられるかは難しい問題で、何より問題なのが、打ち合わせをした営業本人が話しの内容やニュアンスを理解できていないことです。専門外のことで要望を言われても会話の中で出てきた商品や樹木を知らないので仕方ないのです。

2.外構の予算はどれくらいで考えていますか?
予算について検討しなければならないのは、
★金額
★支払い方法  の2点です。金額については最低いくら必要かを知らなければなりません。ハウスメーカーに外構工事は、最低いくらくらいかかるか建物の仕様を決定する前に訊いてみることを忘れずに行ってください。基本的に、ハウスメーカーは外構で予算をできるだけ取られずに建築で売り上げを稼ぎたいはずですからハウスメーカーが提示した外構工事代×1.5くらいは外構の予算で別途確保してください。

 また、この点は非常に重要で見落としがちなのですが、土留めのブロック積みやコンクリートの擁壁をハウスメーカーの工事に含まずに建物だけ建てて終わってしまうプランが非常に多いです。どのビルダーに依頼するか相見積もりで検討していると思いますが、土留めの工事を省いて見せかけ安くしてしまうことは当たり前のように横行しています。建物を建てる前ならば重機が入って簡単に土留め工事ができるのに建物を建ててしまって後から外構業者が手作業で土留め工事をするなんて無駄が多すぎます。

 建築と外構と別の会社に発注するにしてもハウスメーカーに一括で任せるにしても建物と外構のその総額で検討することを忘れないでください。支払い方法については、土地・建物はローンを組んでも、外構の工事代は現金で一括支払いがほとんどです。ローンを組む際に外構工事分を現金で支払えるかどうか検討してください。非常に重要なことです。

3.その契約 きちんと読みましたか?
 建築の契約に「外構工事も契約に含む」というニュアンスの一文があるかも知れません。その場合は、いくらそのハウスメーカーの外構工事が相場より高くても他の外構業者に依頼することができません。契約書を確認したことはありませんが、あるハウスメーカーはそういうニュアンスの契約をしているようです。できれば、プランを煮詰める以前に「ところで契約すると契約書ってどんな内容なの?」と確認できれば万全です。

4.建築のプラン検討から庭・外構工事の完成までのスケジュールはイメージできていますか?
 さて、よい土地も見つけて、建築のプランも納得して後は判子を押して・・・
 契約をする頃には是非、考えて欲しいことがあります。それは、外構のプランはまだ決まっていないですよね?おそらく。ほぼ99%。

 建築の工事が始まったらあとは完全にお任せで完成するかと言えば、そうではなく完成が近づく毎に照明やクロスや収まり修正など色々と打ち合わせすることが出てくるようです。また、引越しの準備や学校や幼稚園などの編入手続き市役所へ届け出なければいけない書類の準備などなどカーテンや家具も物色します・・・怒涛のような作業をこなしていかなければなりません。

 ハウスメーカーで外構工事も依頼する場合、本格的な打ち合わせは完成の少し前から始まるようです。一番忙しい頃です。「はい。はい。予算内で収まってればお任せします。素人だからよく分からないし。」そうなるようです。

 長々と打ち合わせをせずに「さくっと決めて、さくっと工事を終わらせて早く請求書をあげよう」そうハウスメーカーが思っている訳ではないと思いますが、タイミング的に非常にきついことは確かです。私たちのホームページアンケートでもあったように、建築と庭・外構をご主人と奥さんが分担できればよいと思います。

5.引越し時期と外構工事
 建築の引渡しが28日だったとします。今、賃貸住宅にお住まいでしたら月末に引越ししてしまいたいところですよね。家賃1か月分がもったいない・・・

 もし外構工事をハウスメーカー以外の業者に依頼すると通常、建築の引渡し日以降着工になります。できれば、1ヶ月もしくは、2週間引越しを遅らせることができれば、入居前に外構工事の大まかな作業が済みます。また、電話の工事やエアコンの取り付けやケーブルテレビの配線工事などが済んだ状態で入居できることになります。外構工事の作業中は車を道路に止めておかなければならなかったり、階段ができていなかったり不便が生じます。インターホンやポストができていないのも不便です。

6.外構工事と庭の工事は同じこと・・・でない場合が多いです
 「外構は最低150万円かかりますね。」と言われた場合、庭の部分は何もしないでブロック・フェンス・車庫・門・階段で高木1本くらいで150万円かかると考えてください。庭にウッドデッキやかわいい立水栓や植栽や物置を希望される方は、その要望も伝えた上で総額を訊かないと後々愕然とします。外構の金額というのは必要最低限必要なものと捉えてください。一般的に庭は別途です。

デザインの時間的耐久性

デザインの時間的耐久性

 デザインとは、ありとあらゆるものに付随する重要な要素です。爪楊枝のデザインや船のデザイン、服のデザイン。街の機能配置や、企業や学校のイメージ戦略・戦術だったり、製品ではないものにすらデザインの要素はあり、重要です。

私は、個人的に車のデザインに子供のころから非常に興味があり、車の雑誌を見て新しく出る車の予想CGなどを今でも楽しみに見ています。ベストカーという車の雑誌があり、デザイン水かけ論という連載ページがあります。新しく出た車のデザインを、車のデザイナーをしていた前澤さんと自動車評論家の清水さんが玄人と素人の立場で、これは素晴らしいデザインだ。いやダメだ。などと紙上討論するコーナーです。

時折、出てくる言葉が時間的耐久性がある。ない。というニュアンスの言葉です。

時間的耐久性があるデザインは、5年後、10年後、20年後に見ても「いいデザインだ。」と思えるものです。
時間的耐久性がないデザインは、5年後には「古臭いかっこ悪いデザイン。なんでこんな格好しているのだろう。」と感じるものです。

要は、機能的に必然性があってデザインされたものと、モデルチェンジする以上は、どこか今までと変えなければならないからもしくは今こんなライトが流行りだからなどというデザインのためのデザインをしたものの違いです。前澤さんはこうも言っています。「車は危険な乗り物だからぬいぐるみのような格好をしていてはいけない。」確かに一理あります。走っている車に子供が近寄ってきてはいけないのです。車が走ってくると怖い。そう思ってもらえないと危ないのです。

さて、時間的耐久性とエクステリア・庭の話ですが、まず、冷静に考えていただきたいことが一つ。次から次からデザインを変えて流行を作って購買意欲を喚起していかないと商売というものは成り立ちません。代表的なものが  ファッション  。流行色は前もって決められているんです。決められた色を使って製品を開発する。だから同じ色の服や同じ素材の服が店頭に溢れる。

近頃は、住宅やエクステリアも子供の名づけもそれに近い傾向が見られます。でも、ファッションは脱げば、違う服が着られてイメージチェンジできます。不動産はどうでしょうか?住宅やエクステリア、植木、名前はそうそう簡単に取り替えられるものではありません。

例えば、子供が生まれてピンクのお城のような家を建てて、エクステリアも童話の世界でまとめました。
15年後子供も中学を卒業し、高校生になります。親も同様に15歳年を取り50歳になりました。ピンクのお城で良いのでしょうか?

庭木も流行り廃りがあります。カイヅカイブキは流行りました。新しく建てた家に今、カイヅカイブキを植えますか?風の強い場所では機能的な必然性があるので良いと思います。流行のスタイルに飛びつくといつか必ず古くなります。

年数が経つと必ず古くは感じます。しかし、年数が経っても「やっぱりいいなあ。」「なんとなく好きだなあ。」と思えるものは、デザインの時間的耐久性があるということです。10年、15年前の車が街を走っていても「今見てもかっこいい。」そういうデザインは確かにあり、そういうデザインを是非、選択していただきたいと思います。

イギリス

イギリス

 イギリスに行く機会がありました(2008年夏)。その際に、気づいたことがあります。車のデザインのトレンドはしばらく「欧州」でした。アウディーやプジョー、アルファロメオなどのデザインが日本でも受けていました。日本車でも、ヴィッツなど「欧州」デザインテイストの車が増えました。

 日本でヴィッツを見てもデザインが優れているとは思ったことがなかったのですが、イギリスの街中で見かけるとなかなか良いデザインです。BMWやサーブも日本で見るよりも格好よくまとまりや必然性のあるデザインに感じました。

 イギリスは、ロンドンはじめ南の方の地域を回ってきましたが、全体を通して感じたことは、トイレや洗面台などが非常にシンプルで配管が露出していたり、トイレットペーパーを通す棒が本当にただの木の丸棒だったりします。「機能を果たせば良い。他に何か?」と言いたげな感じでした。

 英語は、日本語に比べ非常にシンプルで自分やあなたを表現する単語も日本語ほど多くはありません。また、イギリス(特にロンドン)は、色々な国の出身の方がいるので、複雑な言葉の表現も少し避けているかも知れません。

 食事も、日本の煮物や酢の物といったいくつかの食材を順番に鍋に入れたり和えたりするような料理ではなく、スープ。サラダ。ポテト。肉。ニンジンやグリーンピースのゆでたもの。といった構成が主のようです。随分と私たち日本人とは「繊細さや曖昧さ」の感覚が違うように思いました。でも、決してそれが嫌というわけではなくただ「違うんだ」というだけです。

 町並みも空気の感じも違い、先ほどの車のデザインも随分と感じ方が異なります。ロンドンの少しだけ薄暗くなってきた時間帯にライトを点けて向かってくるBMWは本当に格好よかったです。

 住宅のデザインに関しては、古い歴史ある建物を自分が住む家に対しても良しとする国なので、当然地震大国日本の住宅とはまるで違います。イギリスの方が日本に来て、煙突のない家を見ると不思議だそうです。住宅のデザインに関しては、特に感じたのが、大きくない普通の住宅の敷地と建物の関係(位置や分量の配分など)は、中国の北京、上海のそれとよく似ているということです。すごく道路に対して平らでフラットな駐車スペースが四角く確保されていてあとは、建物の外壁が道路から丸見えという構成が多いです。

 日本の場合は、とにかく少しでも道路より建物のGL(グランドレベル)を上げて敷地を囲うと「日当たりがよく立派。」「道路より高くないと大雨のときに浸水しちゃうじゃない。」「雨水マスの排水勾配を取るとどうしても設計GLがあがってしまう。」となります。

 イギリスの場合は、昔からの建物の外壁などをそのまま使うので、地面の高さが法改正ごとに高くなっていくようなことはありません。なぜなら上げようがないから。

 この日本。そして中部地方。もっと言えば愛知県の豊田市や三好町で「庭やエクステリアのデザインをどうしましょう?」と考えたときに、イギリスや中国で見て良かったものをそのまま再現しても訳のわからないおのぼりさんのようになってしまいます。

 話がうまくまとまらなかったので、すごくシンプルに言い換えます。
 一息ついてお茶を飲んで「ふーやっと落ち着いた。」だとか、朝起きて「寝苦しいと思ったらじめじめして汗で気持ち悪い。」といった日常動作や光景の繰り返しが、バックボーンになります。

 そういった細々したところから違いが出るんだから「そこに合ったもの。その人にあったもの。」を織り込みながら考えたいと思います。

200年住宅実現に向けて

200年住宅実現に向けて

 国の施策で、「住宅の寿命を延ばす200年住宅への取組」が始まっています。これまで、20年30年で立替が行われていた住宅を構造を強固にし、設備のメンテナンスも容易にできるようにして超長期住宅実現を図ろうといういうものです。
 200年は現時点では大げさな気がしますが、大枠の時代の流れとしては、住宅をメンテナンスし、リフォームして長く使うという方向に向かっていることは間違いないと思われます。
 私たちは、庭を扱う専門職です。住宅(建築物)が200年の高耐久を目指そうとしている中で考えていくことは何でしょうか?リフォームや外壁の塗装、水廻りの機器の取替えといった作業がしやすいようなエクステリア設計をしたり、10年、30年、50年後に植栽がどういう状態になっているのか、根が地中の配管にどういった影響を及ぼすのかなどを踏まえた設計や提案、手入れを行っていくことが必要になります。

具体的には、こんな提案になります。

1.車庫と建物の間の土留めは、石組みにする。

 スペース的には、ブロック積みよりも奥行きが必要になりますが、コンクリートで裏込めをしなければ、給水や排水の配管、ガス管などの取替えを行う工事でも石を上段から順にはずして後にまた積むことができます。車庫を広げたい場合でも、積み上げた石を一旦はずして、再利用して土留めの位置を変更することができます。道路と敷地の高低差が1m以内の物件でしたら是非ご検討下さい。

2.4tクラスの工事車輌で工事資材が搬入できるようにする。

 4tクラスの車輌と言うと、幅2m長さ6m程度です。工事車輌が新築時には、敷地内に自由に進入でき、住み始めてからは、家の前に停車できる。この条件がクリアできないとコンクリートのミキサー車もクレーン車も塗装などの足場を積んでくる4tユニック車も使用が困難になり、工事費の高騰の原因になります。また、車庫に取り付けるシャッターゲートも有効開口部の高さが工事車輌には不足していますので、道路から建物が奥まった場所にある場合には、クレーン作業が高くつく可能性があります。

3.外壁の塗装を定期的に行うように、エクステリアも定期的に洗浄する。

 コンクリートの車庫やブロック積み、塗り壁の門柱など年数が経つと見苦しく黒ずんできます。これまでは、建物を20年30年で解体することが多かったので、建物を解体する際に支障が出るので、ついでに道路側のブロックなどは壊してしまうことが多く、それをきっかけにリフォームができました。しかし、建物の躯体が長持ちすると大規模な解体はしなくなります。エクステリアをリフォームするきっかけがなくなってしまい

ます。あるとすれば車庫を広げるか、バリアフリー化です。エクステリアの汚れの原因は、主に排ガス、カビ、藻です。高圧洗浄では落ちません。私たちは、それらの汚れを洗浄し、汚れを防止する保護材も用意しました。

4.バリアフリーを常に考慮する。

 バリアフリーというと高齢者というイメージがあるかも知れませんが、例えば、ご自分が足を骨折して松葉杖がないと歩けないという時、ご自分の家にバリアがあるかも知れません。身体機能だけの問題ではなく、視力や病気等でもバリアができてしまうことがあります。
 介護保険を使った住宅改修の制度があります。車椅子用のスロープや昇降機は、レンタルでまかなえます。歩く人にとってはスロープよりも段差の低い階段で手摺があったほうが力も入り、途中で立ち止まることができるので楽な場合が多いです。

 建てて壊してを繰り返してきた住宅が長く使うようになると色々と不都合や不便が出てきます。しかし、「この木はおじいさんの代からの庭木だから大事に残さなければいけない。」といった自分たちの世代の都合だけではなく、「大事に残す。」という気持ちも強くなっていくのではないでしょうか?

設計者紹介

設計者紹介

設計・営業企画・施工監修

1973年生まれ
1998年よりグリーンマックリ部門を担当
1999年より自社ホームページを立ち上げ
2002年より HABITAT 住まいを考えるオンラインマガジン の外部回答者として参加
2005年   関西エクステリアプランナー会 所属(2006年解散)
2006年   Jabecプランナー会 所属
2007年   NPO法人 いきいき住宅リフォーム機構・愛知 のマイスター講習を受講
2011年   B-Life.s施工コンテスト 入選

<主な資格>
一級造園施工管理技士  一級造園技能士  監理技術者
一級エクステリアプランナー  二級土木施工管理技士  農薬監理指導士
公園管理運営士 各種技能講習・作業主任者等
産業廃棄物収集運搬過程修了  産業廃棄物処分過程修了
各種技能講習・作業主任者等



B-Life.s入選